冬の季節は特に子牛の風邪や下痢が増える傾向があります。
毎年の厳しい寒さが子牛の健康に影響を及ぼし、農家の皆さんもその管理にお悩みかもしれません。
1月末に、清水町の酪農青年部様からのご依頼で、子牛の管理に関する勉強会を開催させていただきました。
当社では和牛受精卵移植も行っており、和牛が生まれる農家さんも増えてきています。
そのため、今回の勉強会では和牛とホルの違いを踏まえながら、「初乳」と「寒冷下の子牛管理」に焦点を当てました。
「初乳」についてのポイントを以下にまとめました↓
- 初乳の意義は大きく分けて2つ
(免疫グロブリンの付与と新生子牛への栄養源) - 初乳投与の「時間、量、質」が重要
- BLIX計を用いた「質」の見極め
(BLIX20%以上が良質初乳[IgG50mg/dL]) - 実際のBLIX計を用いた初乳投与による疾病対策事例
「寒冷下の子牛管理」についてのポイントを以下にまとめました↓
- 環境要因への配慮
(調乳は10分以内に , 分娩後の保温は出来る限り早く , 冬でも換気を忘れず[0.3m/s 以上]) - 冬のエネルギー消費量増加に見合ったミルクの増給
- 和牛とホルの相違点
(和牛はIgG要求量が高く , ホルに比べ1か月の増体スピードが早い)
皆さんのご参加、誠にありがとうございました。
資料や詳細についてお知りになりたい方は、メールにてお問い合わせいただければ、ご対応させていただきます。
どうぞお気軽にご連絡ください。
牧野