今月のテーマは「糞洗い」です。
飼料設計をしても消化率にズレが生じていたら、牛が期待通りのパフォーマンスを発揮してくれませよね。
糞を洗う目的は摂取した餌をどれだけ吸収されているかを確認することです。 飼料が高騰している現在、飼料効率が大変注目されているので糞洗いをして自分の牧場の状態を調べてみてはどうでしょうか。
以下のアメリカのNASCO社が発売している糞洗いの道具を使用します(消化アナライザー)
消化アナライザーは3段に分かれています。
糞を洗い各ふるいの内容物の見た目と、各ふるいの残った内容物の重さの割合を評価します。
上段のふるいが多いほど消化が悪いと判断されます。
↑上記の物質はムチン
ムチンはルーメンに消化されなかった穀類が大腸で過剰発酵した時に見られます。この状態を大腸アシドーシスと呼ばれます。大腸アシドーシスは免疫力低下、乳脂肪低下、繫殖力低下など経済的損害が大きいのでムチンを発見したら早期対策が必要と考えられます。
飼料が高騰している現在、飼料効率が大変注目されています。
糞洗いをして自分の牧場の状態を調べてみてはどうでしょうか。
もし調べたい方がいらっしゃいましたらご気軽にご連絡下さい。
【文責 蟇目】